フォックスフェイス 入荷しました
- 2021-10-09 (土) 11:25
- ブログ
10月に入り秋の涼しい風が心地よくついついのんびりしてしまう季節になりました。中のものは四季の中でも好きな季節です。
これからは寒さ対策を行いつつ感染対策も怠らずに頑張りたいですね。
本日はフォックスフェイスのご紹介です
名前の通りまさにフォックスフェイスですね。
たくさんあるお花や植物の中でも由来が分かりやすいと感じます。
でもこの花”ツノナス”とも言います。
熱帯アメリカ原産でナスの仲間で、本来は低木ですが、日本では冬の寒さで枯れてしまうので一年草として扱います。
いくつもの突起のある果実の形がおもしろく、鉢植えや生け花材料として利用されています。果実は毒性があるとされており、食用にはされません。あくまで観賞用のナスです。晩秋が見頃で、その時期になると、園芸店や花屋の店頭、植物園などで見かけます。
果実は最初緑色で、秋に黄色く色づいてツヤツヤした光沢がでます。この色からか、カナリアナスの別名もあります。花は薄紫の星形で、葉の付け根に数輪ずつ咲きますがあまり目立たず、果実ほどもインパクトはありません。葉っぱには柔らかい毛とトゲが生えます。店頭にあるのはすべてきいろのものになります。
フォックスフェイス(おそらく和製英語)、ツノナス、キツネナスなどと呼ばれます。世界に目を向けると、果実についている突起から、乳茄(中国名)やnipple fruit(英名)などの呼び名があります。種小名のマンモサムは「たくさんの乳頭突起をもつ」という意味でラテン語由来です。
和名だけでなく中国名でも形から呼ばれているのが面白いと感じました。